話をDropboxに戻すと。職場のPCで文書の作成をしていて、その作業を家でも続けたいというような場合、家のPCに文書を添付したメールを送信、家でメールを受信して添付文書を開き、作業を再開する。誰もが経験したことがあるだろう1シーン。ひどい場合は、添付する文書を間違え、翌日、職場に行く羽目になったなんていうケースもあるだろう。
そんな状況を解決するのが、このDropboxのサービスである。職場と家、両方のPCにインストールしておけば、マイドキュメント内のMy Dropboxフォルダ内(これは初期設定であり、他のフォルダを同期させることも可能)を自動的に同期してくれる。自分が作成した文書の最新版を、自分宛てにメールに添付して送信するなんてことをしなくてよくなる。Dropbox内に文書を放り込んでおき、常にそれを上書き更新していけば良い。
MicrosoftのFoldershareなどのその他のファイル共有型サービスとの決定的な違いは、Dropboxサービス自体がセンターサーバを持ち、そこに利用者のDropboxフォルダ内のデータがコピーされる為、仮に利用者が最新の文書が保存されたPCをシャットダウンしてしまっても、利用者はその文書をDropboxのセンターサーバー経由で別のPCからダウンロードできるという点だ。
■ 新規事業立ち上げに際して考えてみたい
センター(サーバ)を配置して、時間的なラグをそのセンターで吸収して、利用者に利便性を提供するというサービスモデルで他にも新規事業は考えられないだろうか。また、新規事業としてオンラインサービスを開発する際、その実現手段はウェブ一択でなく、インストール型アプリも視野に入れて置く必要があるということか。
それにしても、Dropboxのお陰でちょっとした面倒がなくなることで、職場での休憩時間や勤務時間後のわずかな時間を、起業の準備のための私的な時間としてますます活用していきたいものだ。
https://www.getdropbox.com/
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