新聞の発行部数が右肩下がりの減少傾向にあることが言われだして久しいが、新聞のテレビ欄とお得な情報が満載のチラシは、特に高齢者や主婦にとって、以前としてキラーコンテンツであった。しかし、このコンテンツは新聞社が制作・所有しているわけではなく、それぞれテレビ局と広告主がそれぞれプロモーションの為に制作・帰属するものだった。
新聞の購読を停止した世帯が増えつつあるこのタイミングで、目ざといとしかいいようがない。リクルートは「新聞社だけにこのキラーコンテンツをただで独占させておく手はない」と考えて、この新規事業を始めたのであろう。
しかも、「TownMarket」では利用者のポストに投函することが出来る。これは「R25」に見られるような第三者から棚を借り上げて配布する方式に較べて、大幅な配布コストの削減が期待できる。
番組表に、番組宣伝を兼ねたインタビュー記事や企画広告を交えて、読み物コンテンツとしての価値も付加してしまう。リクルートの十八番とも言える手法であり、失敗する確率は極めて低い。
■ 新規事業立ち上げに際して考えてみたい
テレビの番組表やスーパーのチラシのように普段何気なく接しているコンテンツが「実はキラーコンテンツだった」「実は無料(ないし格安)で使用できた」というところから着想して新規事業を立ち上げられないだろうか?
http://townmarket.jp/
ラベル:リクルート